占いとカウンセリング ~運命を知る力、変える力~

占いは多くの人に人気があります。誰でも自分自身について知りたいと思うし、その中でも、自分の運勢(運命)がどうか、という情報は最も興味のあるもののひとつであることは間違いありません。占いはそのニーズに応えてくれます。しかも、簡単にそのニーズが満たされます。占い師に会って、直接占ってもらう場合でも、30分から1時間程度の時間を1回使えば答えが得られます。 翻って、カウンセリングには占いのような…

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文化と洗脳 ~誰のためのサービスか~

マクドナルドのようなファストフード店に行くと、カウンターで注文し、購入した商品を自分で席に運び、食べた後でトレイを返却場所に置いて店を出ます。私たちはこの一連の流れをセルフサービスである、と認識しています。 ところが、欧米のマクドナルドでは、商品を購入して席に運ぶところまでは共通していますが、客は食べた後のトレイはそのまま席に置いて退出します。そして、店のスタッフがトレイを片付け、テーブル…

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ルリュールとカウンセラー ~本の修復、人生の修復~

いせひでこ作の『ルリュールおじさん』という絵本に出会いました。「ルリュール(relieur)」とはフランス語で製本職人という意味です。 或る朝、植物好きの女の子ソフィーが大切にしていた植物図鑑の製本が崩れてバラバラになってしまいました。本屋さんには新しい植物図鑑がいっぱい売っていますが、ソフィーは自分が大切にしていた図鑑をどうしても直したいと思います。それを見た雑誌売りのおばさんは「そんな…

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「常識」と「コモン・センス」 ~ 自分の呼吸で生きる知恵~

子供の頃、座敷の壁に掛かっていた武者小路実篤の色紙。ジャガイモと玉ねぎが描かれた素朴な水彩画。そして「君は君 我は我也 されど仲よき」と書かれた句がとても印象に残っています。君と我とは、ジャガイモと玉ねぎのように違った存在だが、お互いに認め合い、仲良くしている、というメッセージが幼心に心地よく響いて来たのでしょう。 かつて、Eテレで『ニッポンのジレンマ』を観ていたら、「常識」と「コモンセン…

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正体の分からない不安と向き合う ~リスナーの存在意義~

我が家のブルーベリーが収穫期を迎えました。青紫色に熟した実が点在しています。しかし、多くの実は未だ小さく、薄いピンク色をしています。そして、青くなりかけの実もちらほら見えます。 このブルーベリーの実の変容の有り様は、身体が感じた体験が徐々に姿を現して思考や感情となっていく過程を連想させます。青紫色に熟した実は、明確化されて、言葉で言い表せるようになった思考や感情。しかし、その奥には、多くの原体…

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