事件と歴史 ― 立高紛争の記録

高校時代の友人から本を出版したとの案内が有りました。『鉄筆とビラ 「立高紛争」の記録1969-1970』という本です。 1968年には全共闘による大学紛争の嵐が全国で吹き荒れましたが、翌69年には全国各地の高校が紛争の波に翻弄されました。当時、私が3年生として在籍していた都立立川高校も10月下旬のバリケード封鎖を皮切りに半年間の長いトンネルに突入しました。 紛争当時は、自分が見聞きした範…

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愛について ~ カウンセラーの要件

愛という言葉は色々な場面でよく使われ、様々なニュアンスを持っています。また、愛については既に多くのことが語られていますので、新たに付け加える目新しいことは無いかも知れません。しかし、ここで私が愛というものをどのように捉えているかをまとめて置くのは意味が有ると思います。 カウンセリングの場で私がよくクライエントに伝えているのは、「愛とは無条件のOKである」ということです。他の人を受け入れる際、「…

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秘境と人生 ~語られざる真実との出会い~

学生時代、今から40数年前に金沢・能登方面へ一人旅をしました。最初に泊まった金沢のユースホステルで同宿した複数の人から「猿山岬に行きなさい」と言われました。「ガイドブックに載っていないので知らなかったが、こちらに来て勧められて行ってみたらすごく良かった」車でアクセス出来ず、1時間半程山道を歩かなければならないことからガイドブックで紹介されず、「能登最後の秘境」と言われていました。 私はスケジュ…

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まほろばの喪失 ~空き家問題の向こう側~

私には一年に一回会って食事しながら歓談する旧友が何人かいます。その中の一人に半年ほど前に連絡したところ、体調を崩したので、復調したら連絡する、との返事でした。このほど、彼から連絡が有り、久しぶりに会うことが叶いました。 「体調を崩したとのことだが、どうしたのか」と聞いてみると、「胃腸を中心に全身がガクッと来たが、元々はメンタルから来ている」との返事。「どんなことが有ったのか」と聞くと、「信州の…

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人生のA&R ~誠実さの偉大な力~

今ではオフィスのセキュリティの問題も有って下火になったかと思いますが、私が最初の会社に勤めていた頃、特に1990年代半ば頃までは、生命保険の外交員の女性達がしょっちゅうオフィスエリアまでやって来て営業活動をしていました。外交員の中年女性が若手社員を捕まえて商談コーナーで話している姿を見ない週は無い、という感じでした。 私も、結婚した時とか、子供が生まれた時とか、イベント毎に都合3件の生命保険の…

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