心の拠りどころはどこに? ~不換紙幣時代のカウンセリング~

前回のコラムで紹介した某都立高校で日本史の教師をしている友人と、授業見学後に昼食を共にし、授業に関しての話題に花が咲きました。 板垣退助が自由民権運動に勤しんでいる頃、松方正義が大蔵卿となり、松方デフレと呼ばれる緊縮財政を実施しました。その関連で、友人は財布から千円札を取り出し、兌換紙幣と不換紙幣の違いについて説明しました。「兌換紙幣は金と交換出来るから価値が有るのだけれども、不換紙幣は交換出…

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良く生きる ~インタラクティブ・アートとしてのカウンセリング~

先日、某都立高校に勤務する友人の日本史の授業を見学する機会が有りました。2年生の生徒に対して、自由民権運動に関して教えていました。 「自民党や公明党のように政府を支持する立場の政党を何と言うか知っている?」「与党」「そう。それじゃ、立憲民主党や共産党のように政府と対立する立場の政党は?」「野党」「そうだね。当時は、自由党や立憲改進党のような、現在野党と呼ばれる立場の政党を『民党』と言い、立…

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トランジションの陥穽 ~人生の転機~

「人の転機の説明は、どうも何だか空々しい、その説明が、ぎりぎりに正確を期したものであっても、それでも必ずどこかに嘘の間隙が匂っているものだ、人は、いつも、こう考えたり、そう思ったりして行路を選んでいるものでは無いからでもあろう。多くの場合、人はいつのまにか、ちがう野原を歩いている。」(太宰治 『東京八景』) さすがに太宰は人生の転機というものをよく見抜いています。人生が上手く行っている時、人は…

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国際性とは何か? ~カウンセリングと国際性~

国際性というと、直ぐに英語を思い浮かべる人も多いかと思います。また、他国の文化を知り、自国の文化を語れなければいけない、と言う人もいます。こうしたことが出来れば、確かに国際性を高めるために有効だと思います。けれども、これらは国際性の本質ではありません。それでは、国際性とは何でしょうか。 今から20年程前、電機メーカーの社員としてヨーロッパに駐在していた時、日本ハンガリー経済クラブのミッションに…

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心理学実践講座 『人生の終点から顧みる生きがい』

最新のデータによると、日本人の平均寿命は男性80.98歳、女性87.14歳、一方、健康寿命は男性72.14歳、女性74.79歳となっています。こうしたデータを見ると、人生にスケジュールが立つようになって来て、みんな何となく70代は超えるのではないかと思っているし、80~90代まで生きることを考えれば、それまでの生活をどうすれたばいいのか、という漠たる不安を抱えている人が多いのではないでしょうか。…

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