フォーカシング ~身体感覚に魂の声を聴く~

人が悩みや苦しみを感じる時には、頭で考えていることと心で感じていることが一致していません。不一致が大きくなると、それが心身症として身体症状に出たり、神経症として現れたりします。身体は頭よりも心と親和性があるので、身体の中の声に耳を傾けることで自分の心を知り、大事にすることが心身の健康を取り戻すために効果を持ちます。フォーカシングはそのための有効な技法です。 フォーカシングの開発者であるユージン…

続きを読む

箱庭療法と時間の経過 ~成長による気付き~

パウル・クレーは1925年に『花ひらく木』という油彩画を描きましたが、それから9年後の1934年に、同じ構成・色彩の絵を90度左に回転し、サイズを拡大して『花ひらいて』という油彩画を作成しました。それは、1925年に『花ひらく木』を描いた当時には分からなかったことを9年後に悟り、その感覚にフィットするように改めて絵を描き直したように見えます。 絵ではなくて箱庭作品の場合も、作った当時には分から…

続きを読む

箱庭療法 ~気付きとエンパワーメント~

「庭」という言葉にはプライベートな響きがあります。公園のように自由に立ち入ることが出来る場所ではなく、個人の邸宅や、城、寺院などの敷地に造られていて、持ち主の好意によって拝観出来るプライベートなスペース、という趣を持っています。「庭」はそれが付設されている建物と調和しており、持ち主の好みや個性が色濃くにじみ出ています。そして、持ち主にとっては、「庭」がとてもくつろげる癒しの空間でもあります。 …

続きを読む

相対化して観る ~固定観念からの解放~

人は日常見ているものをそのまま当たり前のものと認識して生活しています。見ているものをいちいち疑っていると疲れるし、時間も食うので、エネルギーを節約するために、こういうものを見たらこういう風に認識する、というルーチンを無意識のうちに作って生活しているのです。 例えば、千円札を見れば1,000円の価値が有ると認識し、一万円札を見れば10,000円の価値が有ると認識します。自分だけでなく、皆がそのよ…

続きを読む

メンタル・メタボリズム ~ストレスと癒しの原理~

「メタボリック・シンドローム」と言う言葉が人口に膾炙して久しくなります。身体には栄養分を摂取し、消化・吸収し、老廃物を排出するメタボリズム(新陳代謝)の働きが有りますが、栄養分のインプットとアウトプットのバランスが崩れて、身体の中に過剰な栄養が溜まり、不具合を引き起こす現象のことをメタボリック・シンドロームと呼んでいます。 このインプットとアウトプットのバランスが崩れることによって生じる不調は…

続きを読む